吉田研究室とは?

東北大学教育学研究科にある、臨床心理学分野の研究室です。

平成28年に発足しました。

現在、大学院生9名、学部生4名が所属しています。

研究室としての指導体制や活動は固定化していないので、年度ごとにそのとき所属している学生の希望を取り入れつつ柔軟に対応しています。

やってみたいこと、試してみたいこと、学んでみたいことがある方、歓迎します!

 

 

吉田研究室に入るとできること?

学部生の場合、研究室でやることは主に卒業研究になります。

臨床心理学の研究室ですので、研究テーマは臨床心理学に関係すること、です。

ただし、テーマを選ぶ際の自由度は比較的高く、個人の興味関心が尊重されます。

心理学は、私たちの生活のあらゆる場面に関係してきますので、どんな興味関心であっても、何らかのかたちで卒業研究に結びつけることができる可能性が高いです。

多くの場合、3年生の終わり頃から教員と相談しながら興味関心をしぼり始め、4年生の夏休み頃までに決定することになります。

まだ少ないですが、過去のテーマはHP内に掲載していますので参考にしてください。

 

大学院生の場合、修士課程を修了すると臨床心理士の受験資格が得られます。

平成30年度以降は、公認心理師にも対応するようになりました。

資格に関わる授業や学内外での実習は、研究室の枠を超え、臨床心理学分野全体で行われます。

研究室では、修士論文、または博士論文のための研究に取り組みます。

大学院での研究テーマも比較的広く臨床心理学に関わることを選択できますが、教員の専門が医療分野ですので、近しいテーマであれば、より専門的な指導を受けることができます。

また、がん領域(サイコオンコロジー)に関心のある学生は、病院ボランティアや東北地域の勉強会等への参加、研究フィールドの紹介なども可能です。

研究室としての特別なタスクはありませんが、希望があれば、教員が関わっている研究プロジェクトへの参加も受け入れることができます。

他機関とも連携した質の高い研究に触れることのできる機会となりますので、関心のある方はお問い合わせください。

 

なお、臨床面では、認知行動療法を専門としています。

医療領域で働きたい場合、認知行動療法のスキルはこれから一層求められるようになることが予想されます。

 

研究室としてのタスクはそれぞれ自分の学位論文のための研究に取り組むことのみですが、それ以外に在籍する学生さんの希望により、自主勉強会なども開催しています。

過去の自主勉強会のテーマとしては、認知行動療法(ロールプレイなど)や質的研究(グラウンデッドセオリーアプローチ)などを取り扱いました。